スエデンボルグが「夢日記」で述べている事は、殆ど事実をそのまま語っているだけである。
誰一人として、死んでからではないと許されない経験が彼には許されたのだった。
生きながら天国と地獄を訪ねる事を許された。
彼は「幾つかの状態がある」と書いているが、それは、かつて生きた人々の状態の数だけあるのだった。
天国と地獄で彼は神を知った。
天国と地獄を訪れる事は、数か月間で起こった。
内なる世界の探求と闘争は報われ始めた。
夢のメカニズムが、我々に、なぜ、このような宝物を与えてくれるのか?は分からない。が、これはしばしば起きる事である。
我々の内なるもの(ハイヤーセルフ)は、豊かなメッセージを我々に送ってきて、その解釈は、その人間自身に任されている。
スエデンボルグが夢以外にも内なる世界を体験し始めていた事をうかがわせる証拠がある。
探求プロセスは、例の無いほど、生命を吹き込まれたものであった。
彼と同様に強烈な集中力で試みる人は、ヴィジョンを見たり強烈な体験をする事があるのは、知られている。
殆どの人は、自己を分析する時、内なるプロセスに蓋をしたがる。が、彼は、より高いプロセスに正面から向き合おうと、勇敢な努力をした。
上記はウィルソン・ヴァン・デュセン「他界の存在 The Presence of Other Worlds」からの抜粋です
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