霊的成長を望む者は、霊的成長を促すような生活をするほかはありません。 その霊的成長は、思いやりの心、寛容の精神、同情心、愛、無私の行為、そして仕事を立派に仕上げることを通して得られます。言いかえれば、内部の神性が日常生活において発現されてはじめて成長する
2011年11月
思念と労力
勘違いなさらないでいただきたいのは、地上にあるかぎりは、思念は仕事や労力や活動の代用とはならないということです。強力な補助とはなっても、代用とはなりません。やはり地上の仕事は五感を使って成就していくべきです。労力を使わずに思念だけで片付けようとするのは、
魂の養分
種子が暗い土中に埋められるのは、養分を摂取して発芽後の生長に備えるためです。それと同じく、人間的生命の種子が物質界という暗黒の世界に生まれてくるのは、霊界へ戻ってからの進化に備えて地上的体験を積むためです。 地上的体験は、いかなる種類のものであっても、
正直者の良心
教義的なものである十戒の教えは、仁慈とその生命の中にいる者により記憶の中に知られているのみでなく、その心の中にも存在しており、それらのものがかれの仁慈の中にあり、かくてかれの生命の中に存在しているため、かれ自身の中に刻みつけている。 なぜならかれは正
自由
人間は再生しつつある間は、かれは主から与えられている自由から、自己を強制し、またその者の合理的なものがそれ自身を服従させるために、その合理的なものを卑しくし、また苦しめさえもし、そのことによりかれは天界的な自分のものを受けるのであって、その天界的な自分の
良心
仁慈が良心を作るものである。すなわち、主が仁慈を通して良心を作られるのである。 良心とはたれにも決して悪を行わないということ、すなわち、凡ての者に凡ゆる方法をもって善を行うということ以外の何であろうか。 良心を持っている者は隣人については良い思考[考
内面での争闘
その人間のもとにいる天使たちはかれの合理的なものを支配しているが、しかしかれのもとにいる悪霊らはかれの自然的なものを支配し、ここから争闘が発してくる。 もしそのとき合理的なものが征服するならば、自然的なものは征服され、かくてその人間は良心を与えられるが、
暗闇そのもの
かれらは真理そのものを認めることができないため、外側に立って、何なりとその受け入れるものをそれが真であれ、誤りであれ、確認するのである。記憶知から学者流にこうしたことをすることのできる者らは世から他の者以上に賢明なものであると信じられているが、しかしか
らせん状のサイクル
われわれはみんな大霊であると同時に人間でもあります。非常に混み入った存在―― 一見すると単純のようで、奥の深い存在です。 魂というものは開発されるほど単純さを増しますが、同時に奥行きを増します。単純さと深遠さは、同じ一本の棒の両端です。作用と反作用は、科学
精神と魂の発達
人類は物質的な面で大きく飛躍しました。大自然の仕組みについて多くの発見をしました。物質的な面では非常に高度なものを成就しました。驚異的な発達ぶりだったと言えましょう。 しかし、同じ発達が精神面と霊的な面に見られないのです。人類は、物質と精神と魂のうちの、